12回目となる酒蔵めぐり行ってまいりました!
紅葉が見事なこの時期に山間をサイクリングして足柄の奥地、山北町で手作りの少量生産で酒を造る明治30年(1897年)創業の川西屋酒造店に寄ってみました。
こちらの酒蔵は少量生産であり、さらに銘酒「隆」は全てが限定酒となっていて簡単には売ってくれないとは思ってましたが、やはり小売りは行っておらず、特約店契約を結んだ酒屋にのみ卸しているとのこと・・・
さらには蔵人は瓶詰め作業で忙しい時間だったので、お話しも聞けず仕舞いでした(^-^;
そのかわり事務の女性から購入できる酒屋さんを教えていただきました。
少し残念でしたが、紹介していただいた酒屋さんは川島屋酒造店の酒の多くをライナップしていて、試飲会などのイベントもやっている酒屋さんと聞いて、ちょっとワクワクしながら自転車を走らせました♪ (自転車なので今回も試飲は出来ませんが^^;)
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秦野の渋沢駅を目印にした地図をいただいて着いたのは片倉商店さん
店内には川西屋酒造店の銘酒「丹沢山」と「隆」がズラッとありました!
まず「隆」は米や酵母などの違い、熟成度の違いなどで細かく種類があって、全てが数百本ほどの限定で丁寧に仕込まれた酒です。
貯蔵も一本一本の瓶貯蔵されて風味を閉じ込めたまま成熟されます。
全ての酒に個々の個性を感じることが出来るでしょう。
そんな「隆」のライナップから酒屋のご主人と相談して選んだのは、
『隆 純米大吟醸 火入れ 黒ラベル』
播州山田錦100% 精米歩合40%
平成26年度醸造 酵母9号系 もろみ日数39日
アルコール度18~19度 酒度+3 酸度1.3 アミノ酸1.0
『隆 特別純米 火入れ 小紫ラベル』
岡山雄町100% 精米歩合60%
平成27年度醸造 酵母7号系
アルコール度15度 酒度+1.5 酸度1.5
そして、「丹沢山」は川西屋酒造店の多くない生産量のうち8割を占める銘柄で、タンク貯蔵により熟成させた酒です。冷酒からひや、燗酒まで対応できるポテンシャルがあり、食中酒として人気があります。
とくにご主人が絶対おすすめしたいと言う「丹沢山 麗峰」はご主人曰く“king of Kanzake”(燗酒の王様)で、冷酒もいけるが、一度熱燗(70度)してから50度くらいに冷ました燗戻しで味わうと、炊き立てのご飯のような風味がたまらなく美味しい
いつもは冷酒での提供を想定して仕入れてきますが、今回は酒屋のご主人のおススメを承ってこちらも仕入れてきました!
『丹沢山 麗峰 純米酒 火入れ』
阿波山田錦100% 精米歩合60%
アルコール度16度 酒度+6 酸度1.6
片倉商店さんからの帰りには3升入ったリュックの隙間に柿や柚子、酒粕までお土産に入れていただきました(^^)
お父さんとお母さんもとても良い人で話が面白くて、また秦野へ行ったときには寄ってみたいと思います!