神奈川県酒蔵めぐりの第二弾のご案内です。
この酒蔵めぐりは私の趣味であるサイクリングで神奈川県にある酒蔵を訪問しておすすめの地酒を仕入れてこようといった企画です。
神奈川県にある十三の酒蔵を月替わりに訪問して酒蔵の雰囲気や土地柄、景色、空気、蔵元の人柄なども実際に酒蔵に行って確かめて蔵元おすすめの地酒を仕入れてまいります。
「第一弾はこちらの記事です。」
今回、行く予定をしていた定休日の水曜日に他の用事が入ってしまったので酒蔵めぐりは翌週の水曜日に延期するつもりでした。
しかし!楽しみにしてくれているお客様もいらっしゃるので、なんとかしたい。
ということで、今回は時間の余裕がありませんでしたが木曜日の午前中に当店から一番近い酒蔵で海老名にある『泉橋酒造』さんを訪ねてきました!
安政4年(1857)創業 来年で160年の歴史があり、現在六代目になります。
(今回購入した瓶にも160周年のシールが貼られています)
泉橋酒造さんのお酒はすべて純米酒で、それもお米から作っているという酒造です。お米は海老名産山田錦を使用。
田園風景が広がり昔から米がつくられていた海老名耕地に蔵を構えて丹沢山系の伏流水とともに、酒は田んぼの副産物という考えで土地を大事に、地元農家を大事にして酒造りをしています。
泉橋酒造さんは直売所も併設されていて朝10時よりいつでも購入することができます。
また、予約制で酒造見学会や試飲会、さらには山田錦の田植えまで体験するイベントなども行って人とのかかわりを大事にしている印象です。
今回、入口に自転車を停めさせてもらい中にすすむと母屋の雨戸を開けている旦那さんがいらっしゃったので、ご挨拶させていただき、倉のような建物の直売所の場所を教えていただきました。
残念ながら社長の橋場さんは不在でしたが、あの方は五代目だったのだろうか? 今回は時間に追われていてゆっくりお話しをお聴きする余裕もなかったので次回もまたお会いしたいと思いました。
ちなみに「泉橋」という名は、むかしこの地に流れて田んぼの用水路の役目も果たしていた泉川と、蔵元の屋号である「橋場」さんの名をつなげて泉橋の名が付いたそうです。
写真右が直売の建物です。中の写真は撮り忘れてしまいましたが、とても綺麗で清潔感のある空間でした。
左側が酒蔵になっているようです。
前回同様、数ある銘酒の中からおすすめをいただきます。
一升瓶で二種類、一本は定番の『純米吟醸 恵いづみ橋 青ラベル』
キリッとした辛口で和食によくあいそうです。 当店では冷酒ですが、常温だと味わいに伸びを感じますので、口に含みゆっくり飲んでいただきたいです。
また、お燗もいけます。
もう一本はこの時期の限定『とんぼラベル』
槽場直詰め無濾過生原酒で、しぼりたてです。速譲酛と生酛と二種あったのですが、青ラベルが(おそらく)速譲酛なので、とんぼラベルは生酛づくりをチョイスしました。
始まりは甘味を感じますが槽場直詰め無濾過らしい刺激があるのでとてもリッチな味わいだと思います。
この「とんぼラベル」の赤とんぼは泉橋酒造のシンボルマークにもなっていて農薬の使用量を抑えて赤とんぼの沢山飛ぶ田んぼをつくりたいという願いが込められているそうです。
⒈ 恵 いづみ橋 青ラベル 純米吟醸
精米歩合58%(扁平精米) 海老名産山田錦100%
アルコール16度 酒度+8
⒉ いづみ橋 とんぼラベル6号 槽場直詰め無濾過生原酒
精米歩合58% 神奈川県産山田錦100%
アルコール18度 酒度+2